「同情を含む談話」の研究 : 日本人短大生と中国人日本語学習者のメールを比較して

書誌事項

タイトル別名
  • 「 ドウジョウ オ フクム ダンワ 」 ノ ケンキュウ : ニホンジン タンダイセイ ト チュウゴクジン ニホンゴ ガクシュウシャ ノ メール オ ヒカク シテ
  • An Analysis of Giving Condolences in Japanese : A Comparison of E-mail Messages between Japanese Junior College Students and Chinese Japanese Language Learners

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説明

人間関係に大きな影響を及ぼす「同情を含む談話」を取り上げ、日本人短大生と、中国人日本語学習者のメールにおける配慮表現、談話内容、およびその提示パターンを比較、分析し、特徴を記述した。分析の結果、日本人学生より中国人学生のメールほうが、字数が有意に多く、丁寧なメールを産出していた。その要因として中国人学生のメールの配慮表現の多さ、長さが挙げられた。また提示パターンも日本人学生が用件を先に表現するのに対し、中国人学生は配慮表現を先に表現していた。この提示パターンもメールの丁寧な印象に寄与していると考えられる。中国人母語話者のメールと比較すると、これらの特徴は母語干渉の可能性があることが示された。

収録刊行物

  • 教育総合研究

    教育総合研究 5 63-81, 2021-11-30

    学校法人松商学園松本大学

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