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- Other Title
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- フクシ ノ イチ
- The Position of Adverbs
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Abstract
本稿はアメリカの言語学者Noam Chomsky(1928-)の生成文法理論に基づき、副詞の位置について論じるものである。I章では、分離屈折辞仮説を用いれば、確実性に関する文修飾の副詞が、文頭か、be動詞・助動詞の後で一般動詞の前か、主語の後で助動詞の前かのいずれかの位置に生じうる理由を説明できることが分かる。II章では、分離動詞句仮説を用いれば、動詞を修飾する様態の副詞が、他動詞を伴う文において目的語の後か、動詞の前かのいずれかの位置に生じうる理由を説明できることが分かる。III章では、前章に続いて分離動詞句仮説を用いれば、take offのような句動詞が「動詞+副詞+決定詞句」と「動詞+決定詞句+副詞」の2つのパターンで生じうる理由を説明できることが分かる。IV章では、準否定の副詞に関して、通常はVP指定部に位置しているが、強調のために倒置した場合、CP指定部に移動していることが分かる。
Journal
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- 自然・人間・社会
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自然・人間・社会 72 13-42, 2022-01
関東学院大学経済学部・経営学部教養学会
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Details 詳細情報について
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- CRID
- 1050009692529040896
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- NII Article ID
- 120007191075
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- NII Book ID
- AN00104058
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- ISSN
- 0918807X
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- NDL BIB ID
- 032036521
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- Text Lang
- ja
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- Article Type
- departmental bulletin paper
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- Data Source
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- IRDB
- NDL
- CiNii Articles