看護学生の子どもの理解を促す教育方法の試みとその効果 : 親子の協力を得た身体計測・発達評価演習

書誌事項

タイトル別名
  • A trial and effect study on pediatric nursing education to promote nursing students’ understanding of children: parent-child participation when conducting physical measurements and the development of evaluation exercises
  • カンゴ ガクセイ ノ コドモ ノ リカイ オ ウナガス キョウイク ホウホウ ノ ココロミ ト ソノ コウカ : オヤコ ノ キョウリョク オ エタ シンタイ ケイソク・ハッタツ ヒョウカ エンシュウ

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説明

[目的]本研究の目的は、親子の協力を得た“身体計測・発達評価演習”の学生の学びを明らかにし、対象理解や関わり方の実践能力を養う教育方法を検討することである。 [方法]2年次後学期科目である小児看護援助論Ⅰにおいて①基本的な技術の習得、②受け持ち事例に関わる準備、③④実際の親子が参加しての身体計測と発達評価演習、⑤実際の子どもの身体計測と発達評価を通しての学びの共有の5コマ(90分/1コマ)で構成した“身体計測・発達評価演習”を開発した。2019年度の淑徳大学看護栄養学部2年次学生のうち研究協力に同意が得られた69名(66.3%)の事後レポートの記述を対象とし、質的に分析した。 [結果]学生の学びに関する218の記述から15サブカテゴリ、4カテゴリが抽出された。学生は、【体験を通しての実感】を得られたことで【対象理解】や【対象との関わり方】、【身体計測・発達評価の効果的な方法や工夫】の理解につなげることができていた。 [結論]学生は、直接子どもと親と関わり、子どものリアルな反応に直面することで、子どもの特性と成長・発達段階を肌で感じる機会になり、理解を深めることができた。

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