(原著論文)在宅療養移行支援において患者・家族と対話する看護師への 看護師長の役割行動 - COVID-19 感染者減少期にインタビュー調査を実施して-

書誌事項

タイトル別名
  • Behavioral Role of Head Nurse to Nurses Who Had a Dialog with Patients and Their Families in Transitional Care - An Interview Survey Conducted When the Number of COVID-19 Infections Decreased -
  • ザイタク リョウヨウ イコウ シエン ニ オイテ カンジャ ・ カゾク ト タイワ スル カンゴシ エ ノ カンゴ シチョウ ノ ヤクワリ コウドウ : COVID-19 カンセンシャ ゲンショウキ ニ インタビュー チョウサ オ ジッシ シテ

この論文をさがす

説明

本研究の目的は,在宅療養移行支援において患者・家族と対話する看護師に対して看護師長がとっ ている役割行動を明らかにすることである.急性期病院の看護師長15 名を対象に,フォーカスグル ープインタビューを実施し,質的記述的に分析した.その結果,看護師長は【患者・家族と接する機 会を逃さない仕組みをつくる】ことに取り組みながら,看護師に対して【対話のきっかけづくりを指 し示す】とともに,【患者・家族と対話する姿を見せる】行動をとっていた.そしてCOVID-19 の感 染防止遵守が看護師に求められるという【制限ある中での患者・家族との対話を慰謝する】とともに【対 話による成果を認める】行動をとっていた.看護師長は看護師が患者・家族と対話する場を作り,看 護師の対話スキル向上を意図したOJT を進め,対話による変化を是認していた.今後は,看護師長 の役割行動が看護師の対話スキル向上に及ぼす影響を検討する必要性が示唆された.

収録刊行物

  • 石川看護雑誌

    石川看護雑誌 19 1-12, 2022-03

    石川県公立大学法人 石川県立看護大学

詳細情報 詳細情報について

問題の指摘

ページトップへ