維持血液透析(HD)患者におけるクエン酸第二鉄水和物(FCH) 投与中止症例での FCH 1日1錠投与の経験
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抄録
高リン血症治療薬であるクエン酸第二鉄水和物(FCH)は下痢などの消化器系の副作用が比較 的多く,また,副次効果として鉄補充効果があることが知られており,1日3回投与では,消化器症状 の副作用や血清フェリチン(Ft)値の上昇を来し,中止を余儀なくされる症例がある. 今回,慢性維持血液透析患者で,リン吸着目的で 1 日 3 回投与にて,副作用で中止を余儀なくされた 9症例での,1日1錠(250mg)投与の経験について報告する. Ft 値上昇群 6 例では,15 〜 30ヶ月間 Ft 値> 300ng/ml となった症例はなかった.消化器症状にて中 止した症例でも,8〜37ヶ月間投与が可能であった.また,1錠投与により,鉄補充効果が得られた.
収録刊行物
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- 高知赤十字病院医学雑誌
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高知赤十字病院医学雑誌 26 (1), 1-3, 2022-04-22
高知赤十字病院
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キーワード
詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1050010457714016896
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- ISSN
- 09197427
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- 本文言語コード
- ja
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- 資料種別
- journal article
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- データソース種別
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- IRDB