大学と地方自治体の連携について : 包括連携協定の成果と課題

書誌事項

タイトル別名
  • ダイガク ト チホウ ジチタイ ノ レンケイ ニ ツイテ : ホウカツ レンケイ キョウテイ ノ セイカ ト カダイ
  • What do We think about the Cooperation between Universities and Local Governments? : Outcomes and Problems with Comprehensive Cooperation Agreements

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抄録

この小論の目的は,大学と市区町村が締結している包括連携協定に基づき行われている事業とその成果や課題について先行研究から概観し,佛教大学と南丹市の包括連携協定の成果と課題について検討するための知見を得ることにある。先行研究から,包括連携協定の9 つの事業分類,事業の運営主体による「大学法人主導型」「大学教員主導型」「学生主導型」「ガバナンス型」の分類,協定に記載された「大学と市区町村の知的資源・人的資源・物的資源の活用による事業の展開による大学の学術振興や学生の教育,市区町村のまちづくりや人材育成」,主として大学教員による専門性に基づく事業として「教育・医療・看護等の領域の報告」,実施されている内容として「大学による包括的なプロジェクト」「教育改革・審議会委員の提言」「防災や医療・スポーツ領域での住民活動のサポート」「公開講座の運営」「ゼミ活動などでのPBL やアクティブ・ラーニングによる学び」を整理した。事業の検証については「大学・自治体がまちづくりの主体として持続的に地域社会に関わる条件」「連携組織やステークホルダーによる意志決定やその共有・維持を担うマネジメントと担当者や研究者が柔軟に事業を実施するためのマネジメントの共存」「ソーシャル/コミュニティ・エンゲージメントの探求」「大学が地域社会に関わることが教育の質の向上や研究の深化と関連するという実感や納得」についてまとめた。

大学と市区町村の連携

包括連携協定の事業内容

大学の専門性に基づく事業

学生の教育に基づく事業

包括連携協定の検証

identifier:SK002900011162

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