少年非行に関する学外授業の実施と学習機会について

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タイトル別名
  • ショウネン ヒコウ ニ カンスル ガク ガイ ジュギョウ ノ ジッシ ト ガクシュウ キカイ ニ ツイテ
  • The Learning Opportunities and Challenge for Offcampus Classes about the Juvenile Delinquency

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抄録

近年の少年非行は,非行少年の検挙人員をみると減少傾向にあるが,特殊詐欺など新たな犯罪に関わっていることも注視される。本論では,この少年非行に関するアクティブ・ラーニングについて事例を紹介し,その課題について考察した。本事例として,少年非行に対するアクセスや関係諸機関との連携があげられる。そのなかで非行少年と臨床場面で関わっている警察官や法務教官,施設職員から学外授業を通じて話を聞くことで,間接的ではあるが教科書とは異なる非行少年の現状を学ぶ機会が得られた。また警察との連携協定を締結することによって,実際に少年たちとの交流を通じて緩やかな支援が実施できた。近年では,少年の犯罪抑止のために地元中学校における防犯教室を実施している。今後,少年非行を含めた逸脱領域のアクティブ・ラーニングについて課題を検証しながら,学外授業の場面において学習機会を創出していくことが望まれる。

少年非行

アクティブ・ラーニング

少年院

警察

連携事業

identifier:SK002900011166

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