反出生主義をめぐる今日的状況と思想的課題

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タイトル別名
  • What does anti-natalism mean today? : from the perspective of pedagogy
  • ハン シュッショウ シュギ オ メグル コンニチテキ ジョウキョウ ト シソウテキ カダイ

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説明

本研究の目的は、反出生主義をめぐる議論の系譜およびデイヴィッド・ベネター以降の議論の展開を整理することを通して、反出生主義の思潮において誕生や生殖、あるいは教育に関してどのような思想的課題が提起されたのかを明らかにすることである。なお、本研究では反出生主義の命題に呼応した哲学・倫理学における議論を参照しつつも、とりわけ教育学・教育哲学において反出生主義がどのような問いをもたらしたのかを考察の中心に置く。検討にあたっては、まず反出生主義をめぐる思想の系譜を概観する(第1章)。さらに、今日、反出生主義が現代的課題との結びつきにおいて様々な分野・文脈で受容されていることに着目し、その受容の状況を整理する(第2章)。そのうえで、反出生主義の命題および反出生主義的な見解を踏まえつつ、教育学・教育哲学においてどのような思想的課題が引き受けられなければならないかについて考察を試みる(第3章)。

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