特権から自由への発展についての考察 ~アレントの賤民論とグラムシのサバルタン論の関連と差異を中心に~

書誌事項

タイトル別名
  • トッケン カラ ジユウ エ ノ ハッテン ニ ツイテ ノ コウサツ ~ アレント ノ センミンロン ト グラムシ ノ サバルタン ロン ノ カンレン ト サイ オ チュウシン ニ ~
  • Consideration of the development from privilege to freedom

この論文をさがす

説明

「政治」概念が古代ギリシアにおいて発生したことは偶然ではない。いかに奴隷や女性が排除されていたにせよ,古代ギリシアにおいては,平等な市民間においてのみ政治が存在した。政治概念は近代以降復活するが,近代は古代ギリシアとは異なり,法的には平等だが政治的・社会的には不平等な人間による政治という点で,古代ギリシアとは根本的に異なっている。ハンナ・アレントの賤民論と,アントニオ・グラムシのサバルタン論との関連と差異を論じることによって,現代における政治のあり方について考察する。

収録刊行物

キーワード

詳細情報 詳細情報について

問題の指摘

ページトップへ