岸田吟香『東京日日新聞』台湾出兵記事の発表形式とその内容 : 日本初の従軍記者は近代日本初の対外出兵で何を記録したか

書誌事項

タイトル別名
  • キシダギンコウ 『 トウキョウ ヒニチ シンブン 』 タイワン シュッペイ キジ ノ ハッピョウ ケイシキ ト ソノ ナイヨウ : ニホン ハツ ノ ジュウグン キシャ ワ キンダイ ニホン ハツ ノ タイガイ シュッペイ デ ナニ オ キロク シタ カ
  • キシダ ギンコウ トウキョウ ニチニチ シンブン タイワン シュッペイ キジ ノ ハッピョウ ケイシキ ト ソノ ナイヨウ : ニホン ハツ ノ ジュウグン キシャ ワ キンダイ ニホン ハツ ノ タイガイ シュッペイ デ ナニ オ キロク シタカ
  • Study on War Report by Kishida Ginko, How Did He Deliver News From Taiwan at the First War of Modern Japan?

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説明

明治政府として初の海外出兵である台湾出兵(1874)において、日刊紙『東京日日新聞』の岸田吟香(1833-1904)は唯一の日本人従軍記者として同行取材を行なっている。岸田吟香の台湾出兵報道は、その内容のみならず、発表形式や記事の文体において斬新な点も多く、近代日本の草創期ジャーナリズムの発展に大きな影響を及ぼしたとみられるが、従来のジャーナリズム研究等で検討や考察が尽くされていない部分も多い。本研究ノートは、日本初の従軍記者である岸田吟香が、取材・執筆した内容の全体像を把握することを目的とする。岸田吟香の台湾滞在中およびその前後に『東京日日新聞』で掲載された「台湾信報」と「台湾手稿」という二つの連載の全文を抜き出し、掲載日、文字数、扱い、発信地、内容、記事に添付されたイラストなどを時系列で整理したうえで、初歩的な分析を加えた。

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