マンガを用いた心理学的アプローチにおける教材開発の検討

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タイトル別名
  • マンガ オ モチイタ シンリガクテキ アプローチ ニ オケル キョウザイ カイハツ ノ ケントウ
  • A Study on the Development of Teaching Materials for Psychological Approaches Using Comics

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抄録

本稿では、社会人対象のセミナーの事例を通して、マンガは教材となり得る可能性が高いことを示した。昨今、ストレス対策などの心理的な教育にレジリエンスの概念が挙げられている。レジリエンスの概念と能力を説明する際に「鬼滅の刃」というマンガを通し、心理学用語の説明がストーリーやキャラクターに匹敵することがわかり、理解が容易となったと考えられる。とくに、レジリエンスの概念は「鬼滅の刃」のストーリーやキャラクターの姿勢に一致する部分が多く、心理学的アプローチに相当している。マンガを教材とし、心理学的な教育を行うことは理解が促進され、一定の効果を期待できることが示唆された。マンガを教材とした心理学的アプローチは、メンタルヘルスや健康教育、個人のキャリア開発などの心理学を根幹にしたリカレント教育としての可能性があることが示唆された。

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