Bibliographic Information
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- 「かっこいい」は、カックイイ ──「流行語の流行」と、感じることばの生成
- 「 カッコイイ 」 ワ 、 カックイイ : 「 リュウコウゴ ノ リュウコウ 」 ト 、 カンジル コトバ ノ セイセイ
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Description
18世紀に、「美」、「感性」、「芸術」を 三位一体のテーマにして成立した「美学」 は、19世紀から20世紀を通して、「芸術」、 あるいは「アート」の考察へと傾斜して いった。ところが現代アートの情況が混 迷する20世紀末には、その名づけ親た るバウムガルテン(Alexander Gottlieb Baumgarten, 1714-1762)に立ち戻りつ つ、感性というテーマに再び向き合うに いたった。この美学の系譜学的な自己活 性化の情況において、美学が感性という テーマを再発見するとき、その視線は、 おのずとメタ美学へと向かう。その結果 俎上にのせられるのが、たとえば、イー グルトン『美のイデオロギー』1(1990)、 ド・マン『美学イデオロギー』2(1996) に見られるように、美学自身が歴史的に 孕む「イデオロギー」である。
Journal
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- 北海道芸術論評
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北海道芸術論評 (13), 3-98, 2021-03-10
北海道芸術学会
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Details 詳細情報について
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- CRID
- 1050010776428171520
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- NII Book ID
- AA12479034
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- NDL BIB ID
- 032011119
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- Text Lang
- ja
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- Article Type
- journal article
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- Data Source
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- IRDB
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