ジグザグに折りたたまれた導電性テープテザーの展開力学特性解析

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第6回スペースデブリワークショップ (2014年12月17-19日. 宇宙航空研究開発機構調布航空宇宙センター(JAXA)(CAC)), 調布市, 東京

6th Space Debris Workshop (December 17-19, 2014. Chofu Aerospace Center, Japan Aerospace Exploration Agency (JAXA)(CAC)), Chofu, Tokyo, Japan

2010年に打ち上げられたS-520-25号機による観測ロケット実験でも実際に使用されたベア導電テープテザーは高効率な推進技術(デブリ除去技術)であるElectrodynamicTether(EDT)への応用が期待されている。同観測ロケット実験でテープテザーは2次元的にジグザグに折りたたまれたテザーボックスに収納された状態から展開が試みられたが、展開途中で想定外の展開抵抗が発生し全長の半分以下で展開終了となった。本研究では地上における展開実験によりジグザグに折りたたまれたベア導電テープテザーの一般的な展開力学特性を解析することを目的としている。今回の実験では、異なる展開速度とテザーボックスの開口率の条件下でのテープテザーの展開の様子を高速度カメラで観測し、その際の展開抵抗を電子天秤で計測することによって解析を試みる。現時点の実験結果から開口率が100%である場合は安定した展開が可能で、開口率が小さくなるに従って展開力学特性が複雑になっていくことが分かった。

形態: カラー図版あり

Physical characteristics: Original contains color illustrations

資料番号: AA1530025044

レポート番号: JAXA-SP-14-013

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