無線センサネットワークにおける空中計算のためのウェイクアップ制御と中継制御に関する検討
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説明
無線センサネットワークでは,シンクノードは通常,ノードごとにデータを収集してから後処理をするが,ノード台数分の時間がかかるため,ノード数が多い場合にリアルタイム性を確保できない問題がある.必要なデータが統計結果のみであれば,空中計算(over-the-air computation)を用いることでデータ収集と計算を効率的に実現できるが,距離の遠いノードが存在する場合には,計算誤差や送信電力が大きくなってしまう.本研究では,ノードをクラスタに分け,クラスタヘッドを経由する中継制御によって前記の問題を解消すると共に,ノードごとにWake-up radioをつけて,シンクからのWake-up指示に応じてクラスタごとにノードが同時に起動・送信することで,ノードの消費電力を抑える.また,シミュレーションによる評価で,消費電力と計算誤差が同時に低減できるか検証を行う.
収録刊行物
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- 第83回全国大会講演論文集
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第83回全国大会講演論文集 2021 (1), 293-294, 2021-03-04
情報処理学会
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キーワード
詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1050011097116078848
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- NII論文ID
- 170000186812
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- NII書誌ID
- AN00349328
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- 本文言語コード
- ja
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- 資料種別
- conference paper
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- データソース種別
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- IRDB
- CiNii Articles