行動科学を援用したサイバーセキュリティ対応~セキュリティ心理学の確立を目指して ~
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説明
人間行動を心理学面から注目した試みが行われているが、ナッジ(Nudge)もその1つである。オランダ・スキポール国際空港の小便器に「ハエ」の絵を描くことで、清掃費が8割削減された。しかし、サイバーセキュリティ、特に、エンドポイントでは、100%近くの達成率を求められる。ナッジやコミットメントを利用したエンドポイントへの対応事例はまだ少なく、国内外とも十分な結果が得られていない。ナッジは、「ひじでそっと突く」ことだが、突く手段として、フレーミングやコミットメント等だけでなく、傍観者効果や正常化バイアス等、広くセキュリティ心理学の知見を含めた教育・訓練と簡単な机上実験を行った。
収録刊行物
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- 第82回全国大会講演論文集
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第82回全国大会講演論文集 2020 (1), 397-398, 2020-02-20
情報処理学会
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キーワード
詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1050011097117595136
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- NII論文ID
- 170000182666
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- NII書誌ID
- AN00349328
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- 本文言語コード
- ja
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- 資料種別
- conference paper
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- データソース種別
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- IRDB
- CiNii Articles