変数の変更履歴を用いたデバッグ支援
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抄録
C言語でデバッグ困難なものに、バッファオーバフローによるメモリ破壊のバグがある。通常はデバッガのウォッチポイントを用いるが、ループ制御変数のように正当な代入が多い場合には破壊を発見するのは困難である。メモリ破壊のバグは規則的な変化を壊しているので、変数の変更履歴を記録して可視化することで、破壊的な代入を捕捉することができる。本論文ではIntel CPUとLinuxの上でのCプログラムを対象として、変更履歴の記録にGDBのrecord機能を利用する。変更履歴はグラフとして表示し、グラフ上の点を選択することで該当する代入までデバッギの実行を遡らせる。本論文では実装の詳細と典型的な適用事例について述べる。
収録刊行物
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- 第78回全国大会講演論文集
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第78回全国大会講演論文集 2016 (1), 313-314, 2016-03-10
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キーワード
詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1050011097120078976
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- NII論文ID
- 170000163069
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- NII書誌ID
- AN00349328
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- Web Site
- http://id.nii.ac.jp/1001/00161598/
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- 本文言語コード
- ja
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- 資料種別
- conference paper
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- データソース種別
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- IRDB
- CiNii Articles