監視カメラ画像の鮮明化に関する研究

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説明

監視カメラで撮影された画像は、人物のモーションによるボケが発生し、人物の顔が良く分からないことが多い。本研究は、そのような画像に対し処理を行い、目視で人の顔を判別できるまで鮮明化することが目的である。従来、元からボケてしまっている画像の鮮明化には、ブラインドデコンボリューションを用いた画像の鮮明化が行われている。しかし、ボケのもととなるPSF(点拡がり関数)の推定はなかなか上手くいかず、処理時間と手間がかかる現状である。この研究は、背景は変わらず人物だけが移動するという監視カメラの特徴に注目し、移動する物体のエッジに対して垂直な方向の濃度変化を利用した。この濃度の変化より、適切なPSFを推定し、ブラインドデコンボリューション処理を行う。

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