ジオフェンシングサービスのための間隔可変測位による省電力入圏検出方式の評価
書誌事項
- タイトル別名
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- 位置情報システム
説明
仮想的に設定した地図上の境界をユーザが越えたことを検知し、予め決められた処理を自動的に実行することで、場所に応じた情報やサービスが提供できる.このようなジオフェンシング技術は,日常生活におけるリマインドや,子供の見守りや盗難防止などの安心安全サービス,ターゲティング広告やモバイル決済など広い応用が期待される.ジオフェンシング技術の実現には,監視対象スポットへの入圏をいかに小さい消費電力で検出するかが課題となる.入圏の検出を省電力化する関連研究として,測位手段切替機能,移動検出機能,間隔可変測位機能が提案されている.間隔可変測位機能では,端末の移動方向や監視対象スポットへの距離に応じて測位回数を削減することで,さらに省電力化を図ることができる.本稿では,距離に基づく移動検出間隔を決定する移動検出機能と,間隔可変測位機能における接近速度の補正アルゴリズムを提案する.シミュレーションにより提案方式を評価した結果,接近速度の補正を行わない既存の間隔可変測位方式と比較して,消費電力を42%から52%削減し,検出漏れ率は既存方式と同水準の5%以下に抑制された.
収録刊行物
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- マルチメディア、分散協調とモバイルシンポジウム2013論文集
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マルチメディア、分散協調とモバイルシンポジウム2013論文集 2013 1116-1122, 2013-07-03
情報処理学会
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キーワード
詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1050011097143438464
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- NII論文ID
- 170000079936
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- 本文言語コード
- ja
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- 資料種別
- conference paper
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- データソース種別
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- IRDB
- CiNii Articles