姿勢推定による人間拡張のためのリアルタイム人影生成
説明
影は,インタラクションやメディアアートなどで用いられているように人間およびオブジェクトの存在を暗黙的に表す.従来のアプローチには影を動的に生成する研究はあるが,空間拡張現実に用いるための,ユーザの全身の影の生成は行われていない.本研究では,プロジェクタ・カメラシステムを用いてユーザのインタラクティブな影を作成する「インタラクティブな影生成システム」を提案する.本システムでは,まずユーザの体の事前モデリングと仮想環境の構築というオフラインプロセスを経て,ユーザをスキャンして作成した3Dモデルに物体を動かす仕組みを付与する.その後,システム内で設定した仮想光源を3Dモデルに照射することで影を生成する.最後に,プロジェクタを用いて実環境であるユーザの床面の足元に投影する.また,本研究では提案システムの使い勝手と生成された影の印象を調査するために 被験者 による 評価 実験 を行った .調査の結果,ユーザの動きの認識の限界や生成された影の動作の遅延などが見られたが,多くのユーザから影の印象に対して高評価を得た.
identifier:https://dspace.jaist.ac.jp/dspace/handle/10119/17614
収録刊行物
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- インタラクション2022論文集
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インタラクション2022論文集 657-661, 2022-02-21
情報処理学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1050011097150720000
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- Web Site
- http://hdl.handle.net/10119/17614
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- 本文言語コード
- ja
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- 資料種別
- conference paper
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- データソース種別
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- IRDB