自動修正適合性:新しいソフトウェア品質指標とその計測

抄録

ソフトウェア開発におけるデバッグコストの削減を目的とした自動プログラム修正に関する研究が盛んに行われている.自動プログラム修正技術は,欠陥を含むプログラムとテストスイートを入力とし,欠陥を取り除いたプログラムを自動的に出力する.これまでに多くの自動プログラム修正手法が提案され,多くの欠陥に適用されてきたが,修正の成功率は高くない.このような現状から,著者らは自動プログラム修正技術の研究開発に加えて,他のアプローチからもプログラムの自動修正を支援すべきと考えた.本論文では,自動修正適合性という新しいソフトウェアの品質指標を提案する.自動修正適合性は,対象のプログラムに対して自動プログラム修正技術がどの程度効果的に作用するのかを表す指標である.自動修正適合性を計測することにより,自動プログラム修正技術が対象のプログラムに効果的に作用するかを事前にある程度判断できるようになる.また,自動プログラム修正技術が効果的に作用するようにプログラムを開発できるようになる.本論文では自動修正適合性を自動的に計測する手法も提案する.さらに,自動プログラム修正技術で修正しやすいプログラムの構造の調査を目的として,小規模なプログラムを対象にして構造の差異による自動修正適合性の違いを分析する.

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詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1050011097151293568
  • NII論文ID
    170000185277
  • Web Site
    http://id.nii.ac.jp/1001/00212579/
  • 本文言語コード
    ja
  • 資料種別
    conference paper
  • データソース種別
    • IRDB
    • CiNii Articles

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