防護動機理論を用いたコンピュータウィルス対策への日豪認知比較の検討
説明
米国の大手ネットサービスが大規模DDoS攻撃を受け,サービスを妨害される等,コンピュータウイルスの脅威は日々深刻さを増すが,一方で,PCがウイルスに感染したとしても,それを放置し対策を行わないユーザがいることが報告されている.このようなユーザに対し,説得心理学を用いてウイルス対策を実行する要因を明らかにし,その要因を刺激する説得により対策を実行させるための研究が行われている.しかし,このウイルス対策実行の要因は,その人の価値観や習慣等によって異なる可能性がある.そこで本研究では,日本の大学生とオーストラリアの大学生を対象に,質問紙調査を用いて,ウイルス感染状態を通知された際のウイルス対策実行の要因を調査・比較した.その結果,日本人は,対策の効果性についての認知が対策実行意思に影響を与えていることを確認したが,一方で,オーストラリア人は,与えられたウイルス感染情報自体を,信用しない傾向にあることが明らかになった.
収録刊行物
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- マルチメディア,分散協調とモバイルシンポジウム2017論文集
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マルチメディア,分散協調とモバイルシンポジウム2017論文集 2017 1314-1320, 2017-06-21
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1050011097152984320
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- NII論文ID
- 170000177973
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- Web Site
- http://id.nii.ac.jp/1001/00190106/
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- 本文言語コード
- ja
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- 資料種別
- conference paper
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- データソース種別
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- IRDB
- CiNii Articles
- KAKEN