オブジェクト指向言語におけるクラス定義の意味とオブジェクトの振舞いを理解するためのワークベンチ
抄録
これまでに,JavaやC#などの静的な型付けを行うオブジェクト指向言語を学習するうえで比較的抽象度が高くつまずきやすい「型・変数・オブジェクトとデータ参照」の理解を促進するためのワークベンチAnchor Garden(AG)が提案されてきた.AGでは,プリミティブ型とオプジェクト型の違いや,変数や配列との参照関係を視覚的に提示することが可能である反面,クラス定義を行ううえで必要となるメンバー変数やメソッドの概念,および実行時の振舞いを視覚的に表現することができなかった.我々は,オブジェクト指向言語初学者がクラス定義を行うにあたって必要となる上記概念知餓を効果的に修得するため,AGと同様の視覚・操作モデルを設計し,例示や試行錯誤による学習支援環境を構築した.
収録刊行物
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- 情報教育シンポジウム2011論文集
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情報教育シンポジウム2011論文集 2011 (4), 43-49, 2011-08-11
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1050011097160547584
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- NII論文ID
- 170000082720
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- Web Site
- http://id.nii.ac.jp/1001/00100221/
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- 本文言語コード
- ja
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- 資料種別
- conference paper
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- データソース種別
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- IRDB
- CiNii Articles