CGと音でお絵描きを拡張する不思議なスケッチブック

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  • デモセッション/企業展示

抄録

スケッチブックへのお絵描きは,ペンやクレヨンさえあればいつでもどこでも始められ,特に子供たちにとっては最も身近な芸術制作の一つである.そのため,スケッチブックへお絵描きするような感覚で二次元および三次元のCGを制作できるコンピュータアプリケーションが数多く開発されており,画像処理技術などを用いてお絵描き表現の拡張を試みているものも少なくない.しかし,これらのアプリケーションをスケッチ感覚で扱うには液晶ペンタブレットなどの機器が必要であり,子供たちが自由自在にお絵描きするには画面サイズが不十分である場合も存在する.そこで,本論文ではスケッチブックに描かれた絵をカメラで撮影して画像処理やCG生成やサウンド生成を施すことでお絵描きを拡張する映像ツールを提案する.ユーザは普通のスケッチブックに普通のカラーペンで自由にお絵描きするだけである.そして,お絵描き中やお絵描き後にWebカメラを通して絵を眺めると,絵が立体的に変形して動き出したり様々なステレオサウンド発生をしており,ユーザは絵に基づく映像とサウンドの変化を楽しみながらスケッチブックへお絵描きすることができる.本論文では,お絵描き拡張映像ツールの概要と実現方法を述べるとともに,子供らを対象としたお絵描き実験について報告する.

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詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1050011097160710144
  • NII論文ID
    170000080084
  • Web Site
    http://id.nii.ac.jp/1001/00097417/
  • 本文言語コード
    ja
  • 資料種別
    conference paper
  • データソース種別
    • IRDB
    • CiNii Articles

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