バイブレーションを用いた机上のスマートデバイス間における秘密鍵生成手法

アーノ, 有里紗, 豊田, 健太郎, 渡邊, 裕治, 笹瀬, 巌

スマートフォンの近距離無線通信技術を用いた電子決済および端末間でのデータ共有アプリケーションにおいて中間者攻撃が問題となっている．この攻撃は攻撃者が無線信号を傍受し通信を行う端末と近接していると見せかけることで可能となるため，正規の端末が近接していることを証明する端末間での秘密鍵共有を行う技術が求められている．そこで本研究では秘密を共有したい端末を同一の机上に置き，ある端末にランダムなパターンで振動させ，他の端末は加速度を測定することで，各端末が測定した加速度を基に秘密鍵を生成する手法を提案する．Android 端末を用いて提案方式を実装し，本研究の有効性を示す．

The man-in-the-middle attack is a real concern in mobile NFC (Near Filed Communication) payment applications and data sharing applications. We need a technique to share the private key to show whether two smart phones are close or not to prevent the man-in-the-middle attack. In this paper, we propose a non-interactive key sharing scheme with vibration and accelerometer. We put devices on a table and let a device vibrate with a random pattern and the devices measure it to extract a key from measured acceleration. We implement our scheme with Android smartphones to show the effectiveness of the proposed scheme.

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