最小被覆問題を表現する行列のサイズの縮小法
書誌事項
- タイトル別名
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- A Method to Reduce the Size or Matrices Which Represent the Minimum Cover Problem
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説明
代表的なNP完全問題の一つに最小被覆問題がある.最小被覆問題は行列T=(t_<ij>),t_<ij>∈{1,0}から,できるだけ少ない数の行ベクトルを選んで和をとるとき,その要素がすべて1以上となるようにする問題として表現できる.本稿では,行縮小作用素Rと列縮小作用素Cを定義し,これらを行列Tに繰り返し作用させることにより,最小被覆問題の意味でTと等価でサイズが小さい行列Tを決定論的に得る方法を提出する.また,可能な限り縮小化して得られた行列のサイズはRとCを作用させる順番に依存せず一定となることを証明する.最後に,ISCAS'85ベンチマーク回路より生成された故障表に本縮小法を適用し,その有効性を示す.
収録刊行物
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- 全国大会講演論文集
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全国大会講演論文集 第53回 (ソフトウェア科学・工学), 187-188, 1996-09-04
情報処理学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1050011097174572416
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- NII書誌ID
- AN00349328
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- 本文言語コード
- ja
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- 資料種別
- conference paper
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- データソース種別
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- IRDB