小学生版家族満足度尺度の作成

書誌事項

タイトル別名
  • The Scale of Family Satisfaction for Elementary School Students
  • ショウガクセイバン カゾク マンゾクド シャクド ノ サクセイ

この論文をさがす

説明

本研究では,児童の家族満足度尺度を作成し,信頼性と妥当性を検討することを日的とした。小学生3年生から6年生までの351名を対象に,家族満足度尺度を実施した。因子分析の結果,解釈可能な4因子24項目が抽出され,「家族満足感」,「家族共通行動」,「家族に関する自己開示」,「家族からの受容感」と解釈可能であった。本尺度の内的整合性を調べるために,Cronbach のα係数を算出した結果,α =.88~.76であった。この結果から,「家族満足度尺度」の4つの下位尺度には内的整合性があることが確認された。また,「家族満足度得点」とフェイスシートの「家族仲良度」及び「家族満足度」の間に有意な中程度の正の相関が見られた。その結果,「家族満足度尺度」の妥当性がある程度確認された。これらの結果をもとに,24項目からなる家族満足度尺度を作成した。

紀要論文

収録刊行物

詳細情報 詳細情報について

問題の指摘

ページトップへ