クリティカル・シンキングにおける発見と正当化

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タイトル別名
  • Discovery and Justification in Critical Thinking
  • クリティカル ・ シンキング ニ オケル ハッケン ト セイトウカ

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抄録

本論文は、L. ライトの議論を中心にして、クリティカル・シンキング1 における発見と正当化について論じる。まずはライトによる論点(クリティカル・シンキングにおいては発見と正当化の区別はなくなり、両者は同じものになる)を提示し、その前提となっている「発見」と「正当化」の区別を概観する(第1 節)。次に、科学的探究における「発見」と「正当化」をめぐる議論の概要を与え、C. S. パースのアブダクションにおいても発見と正当化が重なることを論じる(第2 節)。その上で、上記のライトの論点を、主に彼の三つの論文に基づいて、概観する(第3 節)。更に、彼の議論をJ. サールの議論によって補強する(第4 節)。以上を踏まえて、われわれの見解を提示する(第5 節)。最後にまとめと展望を示して、論文を締めくくる(第6節)

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