短期大学における教育・保育実習に関する異学年交流学習の教育効果

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タイトル別名
  • The Educational Effects at a Junior Regarding Student Teaching and Practical Childcare Training of "The First and Second-grade Student Study Group Information Exchange"
  • タンキ ダイガク ニ オケル キョウイク ・ ホイク ジッシュウ ニ カンスル イガクネン コウリュウ ガクシュウ ノ キョウイク コウカ

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抄録

本研究は,短期大学において1年生と2年生の学生による,教育・保育実習に関する異学年交流学習会の教育効果をアンケート結果から分析し,考察を加えたものである。調査対象は短期大学教員養成系学科に所属する学生であり,平成29年度1年生86名,平成30年度1年生83名及び2年生82名である。平成29年度の調査結果を基に,交流学習会のあり方を学科教員で検討し,内容に改善を加えた上で平成30年度の交流学習会を実施した。主な結果は以下の通りである。平成29年度の調査において交流学習会に肯定的評価をした学生は87.1%であった。平成30年度の調査においては,1年生から98.7%,2年生から71.7%の肯定的評価があった。さらに,アンケート結果から,2年生は1年生時の交流学習会及び実習での経験をもとに1年生に対するアドバイスの内容を意識的に構成していることが明らかになった。以上の結果を詳細に分析し,短期大学における教育・保育実習に関する異学年交流学習会の教育効果を明らかにして,今後の異学年による交流学習の方向性を示すこととする。

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