長野県におけるたまねぎの春播き栽培の検討
書誌事項
- タイトル別名
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- Establishment of spring sowing cultivation technology for onions in Nagano Prefecture
抄録
1) 本県におけるたまねぎの春播き栽培では,従来の秋播き栽培と同様に「七宝甘70」,「ネオアース」,「もみじ3号」が球の肥大が良く収量性が高い。2) 本県のたまねぎ春播き栽培では,ポリマルチ被覆することにより無マルチ栽培と比較して生育が促進し,球の肥大も良くなり収量性が向上する。3) ポリマルチの種類は白黒マルチが適し,地温上昇効果の高い黒マルチや緑マルチは,生育促進効果も高いが腐敗球の発生リスクも高まる。4) 寒地では4月下旬~6月上旬に定植すると8月上旬~9月上旬に収穫でき,寒冷地では4月上旬~5月中旬に定植すると7月下旬~8月中旬に収穫でき,温暖地では4月下旬に定植すると7月中~下旬に収穫でき,定植時期が早いほど収量が高い傾向となる。5) 育苗については,秋播き栽培と同様の育苗方法でよい。
収録刊行物
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- 長野県野菜花き試験場報告
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長野県野菜花き試験場報告 (17), 7-18, 2021-03
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1050011716214768768
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- ISSN
- 02861321
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- 本文言語コード
- ja
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- 資料種別
- journal article
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- データソース種別
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- IRDB