ワサビ超促成栽培における保温開始時期が生育および収量に及ぼす影響

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タイトル別名
  • Effect of warming start time on the growth and yield of wasabi in wasabi super forcing cultivation
  • ワサビ チョウソクセイ サイバイ ニ オケル ホオン カイシ ジキ ガ セイイク オヨビ シュウリョウ ニ オヨボス エイキョウ

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抄録

畑ワサビを、5℃以下の低温遭遇時間が0~500時間の範囲となる条件で複数回栽培し、生育および収量に及ぼす影響を調査した。その結果、品種「奥多摩」の超促成栽培においては、5℃以下の低温遭遇時間250~500時間の場合、厳寒期である12~1月に草姿がいったんわい化し、2月以降に急激に伸長した。一方、250時間以下では、伸長がやや劣った。この現象から、ワサビには自発休眠が存在することが示唆された。調製重および花茎収量の増加が見込まれる保温開始時期は、平坦地(山口市標高31m)においては1月上旬、山間部(岩国市標高400m)においては12月中旬頃と考えられた。

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