タテヤマスギ人工林における成長経過とシステム収穫表「シルブの森」による成長予測精度の検証

書誌事項

タイトル別名
  • The growth records of Tateyama-sugi (Cryptomeria japonica D. Don) stands and verification of the system yield table "Silv-no-mori"
  • タテヤマスギ ジンコウリン ニ オケル セイチョウ ケイカ ト システム シュウカクヒョウ 「 シルブ ノ モリ 」 ニ ヨル セイチョウ ヨソク セイド ノ ケンショウ

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説明

最新調査年時の林齢が41~92年生である20調査地のタテヤマスギ人工林について,これまでに得られたデータを用いて成育経過を明らかにした。平均胸高直径および林分材積は50年生以降も頭打ちすることなく増加する傾向がみられ,平均樹高についても多くの調査地で従来のタテヤマスギの成長曲線である「新立山」と同等以上の推移を示すことが明らかとなった。10調査地のデータを用いて,胸高直径階分布の実測値とシステム収穫表「シルブの森」による4~30年後までの予測値について分布の差異を検定した結果,有意な差異はみられなかった。以上のことから,「シルブの森」に多少調整を加えることによって,富山県内の高齢林化した林分においてさらに高い精度で成育を予測可能であることが示唆された。

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