イチジクカサンTrilocha variansの繭色の性差と温度が繭色と成虫体色に及ぼす影響

書誌事項

タイトル別名
  • Sexual difference of cocoon color and influence of temperature to the cocoon color and the adult body color in Trilocha varians
  • イチジクカサン Trilocha varians ノ ケンショク ノ セイサ ト オンド ガ ケンショク ト セイチュウ タイショク ニ オヨボス エイキョウ

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抄録

イチジクカサンTrilocha variansは南アジアや東南アジアを中心に生息し,日本国内での生息確認は比較的新しく2001年に沖縄県で初めて報告された。飼育,継代を行ったところ,従来知られていなかった形質を発見した。1つには25℃と20℃で飼育をおこなった幼虫から得た雌雄の繭を比較した結果,両飼育区で雌が濃い黄色の繭,雄が薄い黄色の繭を作ることが観察された。また,幼虫期に20℃で飼育した個体は,25℃で飼育した個体よりも色調が薄い繭を作った。さらに,蛹期に20℃で保護した成虫は,25℃で保護した成虫よりも暗化することが認められた。

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