キクノネハネオレバエによるニンジンヘの被害と防除の検討

書誌事項

タイトル別名
  • Damage inflicted on carrots by Psila nigricornis (rust fly) and its control
  • キクノネハネオレバエによるニンジンへの被害と防除の検討
  • キクノネハネオレバエ ニ ヨル ニンジン エ ノ ヒガイ ト ボウジョ ノ ケントウ

この論文をさがす

説明

1.香川県観音寺市において黄色粘着トラップによる調査を行った結果,キクノネハネオレバエ成虫は4月上旬~中旬頃と10月下旬~11月下旬頃の2回発生が確認された。2.キクノネハネオレバエ幼虫によるニンジン根部の被害は11月中旬から確認され始め,12月上旬から急激に増加した。10月下旬から成虫の発生が始まり,約2週間後に幼虫による穿孔が認められるようになった。3.秋の成虫飛来時期である10月中旬から~11月上旬の薬剤の茎葉散布は,その後の幼虫による根部被害を抑制した。4.ジノテフラン水溶剤の茎葉散布,同剤の灌注およびジメトエート乳剤の茎葉散布は幼虫による根部被害を抑制する効果が高く,次いでエマメクチン安息香酸塩乳剤,スピノサド水和剤の茎葉散布の効果が認められた。

収録刊行物

詳細情報 詳細情報について

問題の指摘

ページトップへ