オランダと日本トマト品種の形態的特徴と多収性との関連
書誌事項
- タイトル別名
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- オランダ ト ニホン トマト ヒンシュ ノ ケイタイテキ トクチョウ ト タシュウセイ ト ノ カンレン
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抄録
葉柄の角度はオランダ品種('GRACE')が水平面に対して平均で12。4°下方に傾いているのに対して日本品種('桃太郎8')は31。4°下方に傾いていた。垂直に光が当たる場合,葉面積当たりの捕光率の比を求めると,葉柄の角度だけでも,オランダ品種は日本品種よりも14%効率良く捕光していた。根についてもその分布とその呼吸速度に品種間差が認められた。日本の品種('桃太郎ヨーク')は,底面等の比較的湿度が保たれている良い環境において集中的に根系を分布させ,展開する部分への光合成産物の移行能力が低い可能性が示唆された。一方で,オランダ品種('QUEST')は根の展開性が良く根端へと炭水化物を分配することが考えられた。
収録刊行物
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- 農業および園芸 = Agriculture and horticulture
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農業および園芸 = Agriculture and horticulture 87 (10), 993-997, 2012-10
東京 : 養賢堂
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1050011716215717376
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- NII論文ID
- 40019447680
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- NII書誌ID
- AN0038751X
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- ISSN
- 03695247
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- NDL書誌ID
- 024012135
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- 本文言語コード
- ja
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- 資料種別
- journal article
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- データソース種別
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- IRDB
- NDL
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