オンラインミーティングにおける参加者の視線解析による画面配置推定手法
抄録
新型コロナウイルスの感染拡大に伴い,これまで対面形式で実施されてきた学校・学会等でのプレゼンテーションがオンライン形式に移行している.オンラインプレゼンテーションには感染リスクの低下,移動時間の削減といったさまざまなメリットがあるが,発表者が視聴者の行動を読み取ることが難しいという問題がある.この問題の解決案として,視聴者の視線を測定することにより,視聴者の集中度を推定する研究が近年数多く行われている.しかし,これらの研究の多くは視聴者側が視線計測のためのツールを用意しなければならず手間がかかる.そこで本研究では,オンラインプレゼンテーションにおける発表者側の環境から取得可能である視聴者の視線情報を用いて,視聴者のさまざまな行動を推定することを目指す.本稿ではその第一歩として,視聴者側の PC 上の画面内配置を推定するシステムを提案する.システム設計のため,視聴者の視線情報から視聴者の PC のディスプレイ上の視点座標を推定し,その推定結果から視聴者側のディスプレイ上のウィンドウ配置を推定する実験を行った.実験結果から,視聴者の PC 上の画面配置の推定精度が低く,視聴者の視線情報から視聴者の PC のディスプレイ上の視点座標を推定する際の推定精度に改善の余地があることがわかった.
収録刊行物
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- マルチメディア,分散,協調とモバイルシンポジウム2022論文集
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マルチメディア,分散,協調とモバイルシンポジウム2022論文集 2022 710-718, 2022-07-06
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1050011771467396224
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- Web Site
- http://id.nii.ac.jp/1001/00219567/
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- 本文言語コード
- ja
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- 資料種別
- conference paper
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- データソース種別
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- IRDB