富山市におけるツキノワグマの出没記録(2020年)

書誌事項

タイトル別名
  • トヤマシ ニ オケル ツキノワグマ ノ シュツボツ キロク(2020ネン)
  • Records of Asiatic black bear (Ursus thibetanus japonicus) in Toyama City, Toyama Prefecture in 2020

この論文をさがす

抄録

富山市の2020年のクマの出没件数は168件(1~12月)で、人身被害は5月と7月に2件(軽傷1名,重症2名)発生した(富山県,2020)。4~12月の地域別件数は、八尾地域が最も多い81件、次いで大沢野地域の31件、婦中、山田、大山、細入、富山の各地域は20件以下であった。春・夏(4~8月)のクマの出没件数は66件、秋(9~12月)は100件であった。近年の富山県の秋のクマの大量出没は、2004年、2006年、2010年、2019年に起き、富山市では300~500件の範囲の出没があった。2020年秋の富山市のクマの出没件数は2014年秋(109件)とほぼ同程度で、大量出没年に次いで比較的出没が多かったと言える。

収録刊行物

詳細情報 詳細情報について

問題の指摘

ページトップへ