情報量の多いシカ画像の撮影を目的とした2台のカメラ位置の評価関数の生成
説明
近年,山間部ではシカやイノシシといった害獣に農地を荒らされる被害が問題になっており,その対策としてロープウェイ式カメラモニタリングシステムが提案されている.このシステムではカメラが移動できるため,撮影対象の害獣を複数台のカメラで協調して撮影することで,種類,体長,模様などの詳細な情報を知ることができる.このシステムにおいて適切な各カメラ位置の変更を自動化するためには,複数のカメラがどの位置から対象地点を撮影すれば,クオリティの高い撮影になるかを明らかにする必要がある.そこで本研究では,2 台のカメラによるシカの撮影に焦点を当て,与えられた 2 枚の画像を人間が見たときに得られる情報の多さをアンケートをもとに定量化し,逆距離加重法 (IDW) によって補間することで,2 台のカメラと対象物の距離や撮影角度を入力とし,その位置から撮影された画像から得られる情報の多さを出力する評価関数を作成した.
収録刊行物
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- 第30回マルチメディア通信と分散処理ワークショップ論文集
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第30回マルチメディア通信と分散処理ワークショップ論文集 126-133, 2022-10-17
情報処理学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1050012390820199808
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- 本文言語コード
- ja
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- 資料種別
- conference paper
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- データソース種別
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- IRDB