IoTデバイスを用いた室内の熱中症対策支援システムの開発に関する研究

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近年，日本の熱中症による救急搬送者数は2010年以降増加傾向にある．この搬送の割合は住居内におけるケースが多く，室内の熱中症対策を行うことが大切である．また，熱中症の対策として温度や湿度を下げることや，換気を行うことで室内の空気を入れ替えることが効果的であるとされている．既存の事例として，室内の気温と湿度を元に熱中症を予防する研究や機器などは存在するが，室内における換気や風通しの良さを測定しているものは少ない．そこで，本研究では，室内の熱中症対策を支援するため，IoTデバイスを用いて測定した温度，湿度，風速から体感温度を算出し，熱中症の危険がある際にLINEに通知するシステムを開発する．

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