角度情報を用いたBLE測位の高精度化に関する検討

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抄録

近年、Bluetooth Low Energy(BLE)を利用した高精度な位置情報を扱うサービスが増加してきている。BLEは省電力で長時間通信が可能でビーコンが比較的安価であるが、RSSIから求めた位置精度が不十分である。そのため、方位計測機能を併用して測位精度を改善する。BLE通信の位相は常に変化し、受信機には複数のアンテナに対して受信モジュールが1つしかないため、一定期間の無変調の電波(CTE)をパケットに追加することで、アンテナを切り替えて位相を取得する。このアンテナ間の位相差から到着角度(AoA)を取得し、三角測量を用いて受信機の位置を算出する。検討方式では、このCTEの全体の長さや使用するアンテナ数、切り替えパターン、アンテナアレイの変更を行うことで、測位精度の改善を検討する。

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