OBJEChat:オンラインでの自然なインフォーマルコミュニケーションを誘発する言い訳オブジェクト配信システム

抄録

近年,多くの企業でリモートワークが導入されている.リモートワークは勤務者の生産性向上を促す一方で,オフィス出勤と比較しインフォーマルコミュニケーションの頻度が低下すると言われている.そこで,本研究では現実世界でのインフォーマルコミュニケーションを促すきっかけとなる,物理的オブジェクトを共有するシステムを考案・開発した.本研究では身の回りにあるモノを物理的オブジェクトとして定義した.提案システムOBJEChatでは,参加者はビデオチャットを用いて近況を表す物理的オブジェクトを共有し,それをきっかけにテキストチャットによって会話を行うことが可能である.予備的な実験を行ったところ,会話内容や映像から物理的オブジェクト由来の会話が多く発生していることが確認でき,インフォーマルコミュニケーションを誘発することができると示唆された.

identifier:https://dspace.jaist.ac.jp/dspace/handle/10119/18095

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