eJSVMにおける対話的なプログラミング環境の実現

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  • An Interactive Programming Environment for eJSVM

抄録

近年,ネットワークに接続された機器を利用してデータの収集・制御を行うIoT (Internet of Things) 技術が利用される機会が増えてきている.eJS (embedded JavaScript) プロジェクトでは,IoTデバイスにおけるプログラム開発を,広く用いられている高級言語であるJavaScriptで行い,アプリケーション開発の効率化を目指している.eJS プロジェクトでは,データ型や命令などのJavaScriptの一部機能をアプリケーション毎に取捨選択することで,計算資源の乏しいIoTデバイスでも動作するオーダーメイドJavaScript処理系を実現している.eJS の仮想機械 (eJSVM) はJavaScriptのプログラムを仮想機械命令列にコンパイルして実行するため,IoTデバイス向けのプログラム開発におけるデバッグ時など,コード変更・実行の頻度が高い時には,毎回プログラムをコンパイルしなければならず,動作確認が手間になってしまう.そこで,eJSVM においてLisp のような対話的なプログラム実行環境を実現する.それによって,プログラムデバッグ時のターンアラウンド時間を削減することができ,プログラム開発の効率化が期待される.

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