胸痛を契機に診断され嚢胞性陰影を呈した前縦隔悪性リンパ腫の1例
この論文をさがす
抄録
type:Article
縦隔悪性リンパ腫のCT所見は内部均一な軟部組織の吸収値を呈し造影CTでは内部均一な増強効果を示すとされており、嚢胞性陰影を呈することはまれである。症例は40歳代男性。左胸痛を主訴に前医を受診した。胸部CTで前縦隔に2ヶ所の腫瘤性病変および少量の左胸水貯留を認めた。造影CTでは2ヶ所の腫瘤のうち1ヶ所において周囲のみ造影される嚢胞性陰影を呈した。胸腺関連腫瘍を疑い手術を施行、病理学的に単核の大型異型細胞のびまん性増生を認め、免疫染色を加味しびまん性大細胞型B細胞リンパ腫と診断した。
identifier:1342-7520
identifier:http://kintore.hosplib.info/dspace/handle/11665/2856
収録刊行物
-
- 三菱京都病院医学総合雑誌
-
三菱京都病院医学総合雑誌 28 (*), 25-29, 2022-01
- Tweet
詳細情報 詳細情報について
-
- CRID
- 1050013408129149696
-
- ISSN
- 13427520
-
- 本文言語コード
- ja
-
- 資料種別
- journal article
-
- データソース種別
-
- IRDB