家族介護者の作業適応質問紙の開発 : 内容的妥当性の検討

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  • カゾクカイゴシャ ノ サギョウ テキオウ シツモンシ ノ カイハツ : ナイヨウテキ ダトウセイ ノ ケントウ

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抄録

介護虐待などの社会問題は年々深刻化している.家族介護者が健康に生活するために,地域包括ケアシステムが提唱されている.その一環で家族支援に作業療法士が専門的視点で関わることが重要になると筆者は考えている.そこで要介護者を介護する家族の作業適応状態を評価する尺度開発を目的に,内容的妥当性を検証した.仮尺度を作成し,デルファイ法を用いて妥当性の確保を図った.本研究では,専門家(パネリスト)の合意が基準を超えるまで繰り返される方法を採用した.基準は,内容妥当性比0.75 以上とした.仮尺度は64設問で構成された.3回施行した結果,1回目では50設問,2回目では41設問に削除・修正され,3 回目で項目のすべてが基準を満たしたため終了した.本尺度の内容的妥当性が担保された.

東京都立大学学位論文乙第238号 副論文

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