水耕タカナの品質と生育に及ぼす培養液冷却処理および遮光処理の影響

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  • Effects of solution cooling and shading treatments on quality and growth of hydroponic Takana

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抄録

本研究では、タカナの食味改善を図るため、収穫直前の水耕タカナに培養液冷却処理と遮光処理を行い、品質と生育に及ぼす影響を調査した。昼夜連続の培養液冷却処理では、タカナの硝酸態窒素含量を低減させ、糖度を上昇させる可能性が示唆された。アスコルビン酸含量に関しては、培養液冷却処理による影響は大きくなかった。また、培養液中の肥料分を低減すると硝酸態窒素含量は低下したが、外観品質も低下した。一方で、遮光処理を行うと、硝酸態窒素含量が増加しアスコルビン酸含量と糖度が低下した。また、長期間の遮光では生育が抑制されたが、食味改善の可能性が示唆された。

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