Relationship between Social Media Usage and Mental Health in University Students: Focusing on Social Comparison and Envy.

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  • 大学生におけるSNS利用実態と精神的健康との関連の検討 : 社会的比較と妬みに着目して
  • ダイガクセイ ニ オケル SNS リヨウ ジッタイ ト セイシンテキ ケンコウ ト ノ カンレン ノ ケントウ : シャカイテキ ヒカク ト ネタミ ニ チャクモク シテ

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大学生のSNS利用は一般的であるが、SNSの長時間利用と精神的健康の関連についての知見は一貫していない。そのため本研究では、SNS利用が、社会的比較と比較後の感情である妬みの個人特性を媒介して、精神的健康に影響を及ぼす過程について検討した。調査会社に依頼し、大学生200名を対象に、SNS利用時間、精神的健康(ストレス反応、自尊感情、主観的幸福感)、社会的比較、妬み、SNS依存をWEB調査した。その結果、全体の92.5%が何らかのSNSを利用していた。SNS利用時間は、ストレス反応と弱い正の相関が見られた。共分散構造分析の結果、全体的として意見比較は良性妬み、能力比較は悪性妬みを高め、悪性妬みは強いストレス反応と関連した。SNSの長時間利用者においては、意見比較傾向の強さは悪性妬みを抑制するが、一方で能力比較傾向の強さが良性妬みを抑制し、結果として、悪性妬みが強いストレス反応だけでなく、自尊感情や主観的幸福感を低減させていた。

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