OECDによるグローバルガバナンス機能に関する諸考察 : アジア非加盟国との関係強化の重要性

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  • Some Surveys on the Function of Global Governance by the OECD : Importance of Enhancing the Relationship with Asian Non-members

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抄録

本稿では,設立から50年以上が経過し,先進国間でより良い経済・社会政策を追求してきた経済協力開発機構(OECD)がグローバルガバナンス機能を一層強化していくための課題を検討する。具体的には,世界の経済・社会システムのソフトロー(soft law)を提供しながら,近年では,加盟国のみならず,非加盟国もメンバーとなっている金融・世界経済に関する首脳会合(G20)にも貢献できるようになっている等,近年見られるOECDの特徴を見出し,今後は,アジア非加盟国(中国及び東南アジア)との関係強化を重要な課題と捉え,OECDによるグローバルガバナンス機能をより有意義にするべく,それをどのように進めていくべきかについて提言を試みたい。

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