夏ホウレンソウ栽培における内張クロス自動遮光技術の開発

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タイトル別名
  • Development of automatically control of shading on spinach
  • ナツ ホウレンソウ サイバイ ニ オケル ウチハリ クロス ジドウ シャコウ ギジュツ ノ カイハツ

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抄録

岐阜県飛騨地方のホウレンソウ産地では、地球温暖化の進行に伴い夏季高温期における生育停滞と高温障害による減収が課題となっている。この対策のため当所において開発した外張自動遮光(天候に応じた遮光資材の自動開閉システム)を天井フィルム下のクロス補強上へ移設し、降雪地域に適した内張クロス自動遮光を開発した。その結果、簡易な養生作業で冬期も常設することが可能となり、設置と撤去の労力が軽減され、外張自動遮光と同等の増収効果が得られ、現地試験でもこれらの効果を実証した。載荷試験により、クロス補強は無補強と比較し一定の強度の増加傾向が認められた。また、所内および現地における慣行栽培との比較試験において、増収効果と導入2年目以降の遮光に係る作業時間の軽減が可能となった。

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