トランスセオレティカルモデルを用いた研究に関する文献検討 : 看護における行動変容ステージの活用

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  • トランスセオレティカルモデル オ モチイタ ケンキュウ ニ カンスル ブンケン ケントウ:カンゴ ニ オケル コウドウ ヘンヨウ ステージ ノ カツヨウ

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説明

トランスセオレティカルモデル(TTM)をより有効に看護に活用する可能性を探るため、抽出された文献のうち患者・家族を対象とした文献について、行動変容ステージを活用される傾向を明らかにする。方法:医中誌にて、「行動変容ステージ」を検索語として抽出された最新5年間の原著論文のうち患者・家族を対象とする28件。結果:疾患は糖尿病が12件と最も多く次いで腎不全5件、内容は自己管理が半数の14件、食行動が7件、身体活動5件などであった。また、事例研究が15件であった。考察・結語:行動変容ステージに合わせた介入が療養指導に活用でき、効果を高める可能性が示された。そのために患者の把握は重要であることが示された。一方で、ステージが進むだけでなく進まないまたは戻る可能性、ステージが進んでも明確なデータ上や身体的変化が見られない例も示された。行動変容ステージを効果的に活用するためには、ステージに合わせた介入を行うだけでなく、介入後の定期的なフォローアップ、フィードバックが必要であることが示唆された。

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