文字への関心を高め単語の獲得につながるワンタップ教材アプリの開発-知的障害のある肢体不自由児への実践を通して-

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  • Development of a One-Tap Teaching Material Application to Enhance Interest in Letters and Lead to Vocabulary Acquisition ― In Practice with Physically Disabled Children with Intellectual Disabilities ―

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抄録

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肢体不自由と知的障がいを併せもつ児童は、知的障がいがあるため言語理解が難しい上に、手指の操作が困難であるため、カードを手に取ることや文字を書くことが難しい。そこで、本研究では、ワンタップ教材アプリ「どーれかな?」(文字探し版)を開発した。開発したワンタップ教材アプリ「どーれかな?」(文字探し版)の特徴は、①2 文字から8 文字まで文字数を変更できること、②ヒントとして正解の文字を薄く表示させ、習得状況に応じて表示をなくすことができること、③選択した文字を〇×の表示と音で瞬時に判定でき、全問正解するとファンファーレや対象児の好きな動画が再生されるように設定できることである。対象児が、自分の力で文字ボタンを操作し、自己選択・決定の経験を積み重ねて、文字への関心が高まることで単語の獲得につながる可能性がある。授業実践を行い、開発したアプリの有用性を検討した。

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