多胚性カンキツの胚数およびその雑種実生出現

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タイトル別名
  • Number of Embryos and Emergence of Hybrid Seedlings in Polyembryonic Citrus
  • タハイセイ カンキツ ノ ハイスウ オヨビ ソノ ザッシュ ミショウ シュツゲン

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説明

鹿児島在来カンキツ13系統の胚数を調査した.川畑ミカンとウスカワ(キシュウミカン系統)が単胚性で,他は多胚性であった.多胚性系統のうち,辺塚ダイダイは平均胚数が1.4個と最も少なく,キミカンが41.4個と最多であった.次に,胚数と雑種実生出現率との関係について調査した.種子親のうち,桜島コミカンは単胚性で,他の6系統は多胚性であった.種子親の胚数は, 1個(単胚性)から約35個までの範囲にあった.花粉親は‘麻豆紅柚’とした.胚数の増加につれて雑種実生の出現率は低くなった.胚数が約8個では約20%の雑種実生が確認できたが,胚数が約25個以上で雑種はほとんど出現しなくなった.

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